11月第2週の動員ランキングは、『ゴジラ-1.0』が週末3日間で動員35万6000人、興収5億6000万円をあげて2週連続1位を獲得した。公開から10日間の累計動員は135万2200人&興収21億1200万。先週の本コラム(『ゴジラ-1.0』、『ゴジラ』史上最高のスタートを記録! ただし不安要素も)では「2週目の週末が正念場となる」としたが、金曜の公開日が祝日と重なっていた前週の土日2日間だけでの比較でいくと約80%の推移ということで、ウィークデイの落ち込みをなんとか週末でリカバーしたかたち。作品の「明解さ」(=わかりやすさ)を踏まえると、情報量がやたら多かった『シン・ゴジラ』ほどのリピーター需要は見込めないだろうというのが自分の分析ではあるが、その分、今後の観客層の広がりに期待したい。 「観客層の広がり」という点で、大きな壁にぶち当たっているのが2位に初登場したMCU映画の最新作『マーベ
![コア層しか観てない? 日本はまだマシ? MCUの凋落が決定的となった『マーベルズ』興行](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/92cb81730184f11c12df7a0ae4f43f33c7731966/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Frealsound.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2023%2F11%2F20231115-rank-01.jpg)