IPアドレスを指紋のように扱ったことで、4人を誤認逮捕してしまった「パソコン(PC)遠隔操作事件」が遂に決着した。この事件の容疑者であり、昨年2月に逮捕され、今年の3月に保釈されるまで一貫して、容疑の否認を続けていた片山祐輔被告が、遂に罪を認めたのだ。 片山被告は、勾留されてからも一貫して無罪を主張し、世論に訴えていた。また、警察側が4人も誤認逮捕していたという負い目もあってか、ネットでは片山被告の免罪を訴える声が上がっていた。それに呼応するように、ジャーナリストの江川紹子氏、IWJ Independent Web Journal代表の岩上安身氏らがこれを支持。また、片山被告の弁護士である佐藤博史氏の辣腕ぶりも重なり、同弁護士いわく、裁判は「有利に動いていた」という。 しかし、事態は急展開する。今月16日、片山氏の公判中に、各報道機関に「真犯人」を名乗る人物からのメールが届いたためだ。一時