今年3月に開催した事業説明会で、2人世帯・単身世帯が増加する日本社会の今後を見据えた戦略を発表したアクア。17年も路線は継続し、より顧客の要望を反映したアクアらしい製品ラインアップを揃える方針だ。 日本副代表を務める森田昌治 執行役員兼マーケティング&オペレーション本部本部長は「20代~30代の節約志向が増大する一方で、バブル世帯以上の消費意欲は緩やかに回復している」と、直近の消費動向を説明。さらに「全世代の約7割が“節約と出費の二極化”を自覚している」と分析した。 17年の新キーワードとしてアクアが掲げるのが「上質感」。ただ単に2人世帯・単身世帯にちょうどよいサイズの製品を提供するのではなく、デザイン性や生活スタイルに寄り添った機能を提案し、売り場で差別化を図っていく。 アクアの調査では、16年11月時点の日本市場で、冷蔵庫は401L以上の超大型クラスが54機種あるのに対し、400L以下