主な素材の調達先は、シェフが自ら飛び回って探し求めます。今もなお農園や牧場、漁港や鮮魚市場へ頻繁に赴いては、生産の現場を自分の目で確かめ、生産者との交流を図っています。 オー・ミラドーは、地元の生産者さんあっての料理店です。彼らが自分の仕事に誇りを持ち、喜んで続けたいと思ってくれるような素材の買い方、使い方をしていきたいのです。料理を通じ、使用された食材とその生産者が他でも高い評価を受けるという相乗効果を生み出し、互いに尊敬し合い、発展を支援し合うという生産者との理想的な「地産地消」の関係の構築・継続を目指しています。 静岡県三島の廣川農園もそうした生産者のひとつ。廣川さんが地域の仲間と始めた野菜市場に、開業間もないシェフ勝又が良質の野菜を求めて訪れて以来、30年余のお付き合いです。 廣川農園は家族経営の小規模な農園ですが、「オー・ミラドーが使う野菜」の評判は全国にとどろき、今では各地のシ