ライティング ジャパンの展示会場には、新しいLED技術が盛りだくさん。天井も照らせる“3D”なLED電球をはじめ、iPhoneでコントロールするLED照明、1光源で3波長のLEDバックライトなど、気になったものをピックアップしていこう。 LEDや有機ELを中心とする新しい照明技術の総合展示会「ライティング ジャパン」が1月19日に国際展示場(東京ビッグサイト)で開幕した。進歩が著しいLED電球や次世代の有機EL照明の動向を知る貴重な機会だ。今回は、展示会場で見つけた“ありそうでなかった”LED技術をピックアップしてみた。 天井も照らせる“3D”なLED電球 まずは身近なLED電球からロームブースに展示されていた「AGLED」(アグレット)シリーズ。昨年12月に関連会社の丸善電機から発売されたもので、“3D-LED”が最大の特長になっている。“3D”といってもフレームシーケンシャルでもグラス
農場で試験中のハイテク街灯。人間の目には十分明るいが、稲の成長には影響がなかった(山本晴彦・山口大教授提供) 農作物の成長を妨げずに近くの道路を照らし出せるハイテク街灯を、山口大の山本晴彦教授らの研究チームが開発した。 稲や大豆などは夜中に光を浴びると育ちが悪くなるため、農地沿いの通学路に街灯を設置できない地域も多かった。4メートル先の人の顔が分かれば防犯効果があると言われており、2011年度中の販売開始を目指している。 植物の成長は、夜の照明で影響を受けやすい。稲の場合、ろうそくで照らした程度のわずかな明るさ(2ルクス)でも、浴び続けると穂が出るのが約5日遅れ、未熟米が増える。水銀灯で照らされて出穂が10日遅れた場合、約15%減収になるとの報告もある。 山本教授らは、波長などが異なる100種類の光を稲に浴びせ、影響を調べた。その結果、長い波長の赤色光などが稲の遺伝子の働きを妨げ、成長を遅
急速に普及し始めたLED照明。ところが、性能を定めた規格や基準の法整備が追い付いていない。庁舎内の蛍光灯をLED照明に交換した札幌市役所で今春、象徴的なトラブルが起こった。2550本のLED照明を再交換する。
最新のエコ建築を紹介する2回目は、富士ゼロックスR&Dスクエアである。横浜市のみなとみらいに建つ同ビルは、扇に似た敷地の形状を最大限、生かすため、だ円形のプランを採用している。同社の研究開発の拠点であり、現在、開発者など4500人が勤務する。将来的には5000人以上が働くことも可能な大規模ビルだ。
LED照明には「虫が寄って来ない」という見方は正しいのか――。LEDを光源に使った照明の利点の一つに、「虫が寄って来ない」ことがあるという話は多々聞く。このような利点について疑問を投げかける講演が、2009年10月30日に開催された「Green Device 2009 Forum」のLED照明向け要素技術のセミナーであった。日本街路灯製造の若松 寿氏(同社豊明工場 研究開発 主席研究員)が「LED照明のあり方、過去の設置事例から検討」という講演の中で、LEDランプの問題点の一つとして明らかにした。 同氏によれば、虫は波長340~350nmの紫外線に引き寄せられるとされる。LED街路灯に搭載する白色LEDは、発光スペクトルに上記の波長の光が計測器では検出されないにもかかわらず、同社がこれまで設置してきたLED街路灯の状況から「色温度が高いほど、LEDからの光が明るいほど、虫がLED に集まっ
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