2003年の論文「IT Doesn't Matter」(ITは重要ではない)でIT業界に大きな議論を巻き起こしたニコラス・カー氏。最近でも論文「The End of Corporate Computing」や書籍「The Big Switch(邦題:クラウド化する世界)」などで注目されています。 そのカー氏が、グーグルが主催しロンドンで開催されたクラウドコンピューティングのイベント「Atmosphere」で講演し、そのビデオが公開されました。 講演のタイトルは「Era of the Cloud」(クラウドの時代)です。30分の講演から主な発言を拾ってみました。 「企業は競争力を高めるためにテクノロジーを使う、それは時代が変わっても変わらない」 「クラウドのビジネスでの利用がどうなるのか。それは歴史をさかのぼってみれば分かる。1850年代、ニューヨークで鉄工所のオーナーだったHenry Bu
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