岩手県宮古市に自転車をイチから作り上げる職人、「フレームビルダー」の男性がいます。 世界で一台だけのこだわりの自転車を求めて全国から注文が絶えないという、この男性を宮古支局・佐藤記者が取材しました。 宮古市内にある一軒の自転車店。 (溶接) ここで働く盛合博美さん63歳が溶接しているのは、自転車のフレーム。 ハンドメイドでイチから自転車を作る職人で、「フレームビルダー」と呼ばれています。 盛合博美さん 「私たちが設計するにあたって頻繁に使うのは0.1ミリ単位です」 こだわり抜いて作る自転車は、高いもので200万円以上。 それでも全国から注文が入ります。 お客さん 「世界1台の自分のマシンを作ってもらえます」 この日、盛合さんが作っていたのは神奈川県のお客さんから依頼を受けた自転車のフレーム部分。 スチールやアルミ、カーボン、チタンなど、様々な素材で作ることができる職人は、国内でわずかしかい