概要 1、猫にとってユリは、不可逆的な腎臓の尿細管損傷及び壊死を引き起こし致命的な中毒を起こす。 2、ユリの中でもテッポウユリ、オニユリ、コオニユリ、鹿の子百合、キスゲの5種類は猛毒であり、この他カサブランカ、イースターリリーも中毒を起こす。 3、ユリの葉、茎、花弁を噛んだり、食べたり、花粉を舐めたり、ユリを入れた花瓶の水を飲んでも同様な中毒を起こす。 4、摂取量にもよるが、治療になかなか反応せず一週間前後で死亡する。 5、食べたり、飲んだ直後であれば、直ちに嘔吐させるか胃洗浄を行うことにより救命できることもある。 6、猫にとって中毒を引き起こす危険植物は、700種類以上あると言われていることから、室内に観葉植物等を置く場合十分な注意が必要である。 動物の玉ネギ中毒については比較的多くの人に知られていますが、猫のユリ中毒についてはあまり知られていません。 猫は新しいものには何にでも興味を示