起伏のある道路を車で高速走行して事故を起こし同乗者にけがをさせたとして、武雄署は29日、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)の疑いで、西松浦郡有田町のパート従業員の女性(20)を佐賀地検武雄支部に書類送検した。わざと車体を浮かせ、下半身が浮いたようなスリルを味わう遊びをしていたとみられ、昨年5月の同法施行後、同様の危険運転での摘発は県内で初めて。 同署によると、女性は5月25日午後8時45分ごろ、武雄市橘町の市道で、高校時代の同級生の女性2人を後部座席に乗せた乗用車を80キロ以上の速度で走行。橋が架かり起伏のある部分で車体が浮いた際に制御困難となり、電柱に衝突した。同乗者の1人が骨盤骨折で3カ月のけがなど3人とも重軽傷を負った。