茨城県にある日本原子力研究開発機構の研究所で、立ち入りが制限されている管理区域内に保管されていたトランシーバー6台がなくなり、ネットのオークションなどで売られていたことがわかりました。原子力機構は盗難にあったとみて警察に被害届を出しました。 その後、調査をしたところ、リサイクル店やネットのオークションで売られていたことがわかり、原子力機構は盗難にあったとみて、11日、警察に被害届を出しました。 トランシーバーは、放射性物質を管理するために立ち入りが制限されている「放射線管理区域」内にある制御室で保管されていました。 原子力機構は「区域内の物品は汚染のおそれもあり、厳重に管理される必要がある。今後、警察の捜査に協力するとともに、再発防止策を検討し、徹底していきたい」としています。