SNS上では女性たちが、殺されたのは自分だったかもしれないという意味で「#偶然生き残った」というハッシュタグを用いて書き込みを行い、韓国社会におけるフェミサイドの存在が可視化された。こうした一連の動きは、保守的な男性たちによる激しい抵抗を呼びながらも、韓国でフェミニズム運動が拡大する重大な契機となった。 パリの街角で見かける新しい抗議運動 フランスにおいても、フェミサイドは社会問題となっている。フランスでは特に、男性による配偶者や恋人女性の殺害という、いわゆるDV殺人が深刻であり、政府はさまざまな対策を打ち出してきたが、全く解決には至っていない。これに抗議をするために大規模なデモ行進なども行われてきたが、特に興味深いのは1年ほど前からパリの街角のあらゆるところで見かけるようになった新しい手法だ。 「パトリシアは彼氏に殺された、14人目のフェミサイド」とある(筆者提供) 一文字ずつ書かれた白
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