【ユジノサハリンスク細川伸哉】旧ソ連時代から60年以上、形状をほとんど変えず販売されているロシア製のバン型車「ブハンカ」がロシア国民に愛され続けている。悪路に強く、改造しやすいなど、野外活動の「道具」としての使い勝手の良さが売りだ。安全や快適の装備に乏しく、故障が多いのはご愛嬌(あいきょう)。自動車王国の日本にもファンがいる。 「日本車では走れなかった悪路に行ける。外国人はロシアらしさを味わえると喜んでくれる」。東シベリアのバイカル湖に浮かぶオリホン島で、観光客向けのブハンカを運転するニコライ・ジェリュービンさん(55)は1月に日本製バンから乗り換えた。 人口約1500人のオリホン島では約200台あるブハンカが主要な移動手段だ。ロシアの地方でもブハンカであれば交換部品がそろう。新車で80万ルーブル(115万円)程度という安さも、平均所得の低い地域で受け入れられやすい。 ブハンカはロシア語で
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