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文化とアメリカに関するkachihayaのブックマーク (2)

  • クジラ、イルカ問題の難しいスタンス

    アカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門で『ザ・コーブ』という、日の和歌山県におけるイルカ漁を告発した作品が受賞してしまいました。昨今のオーストラリアとニュージーランドとの間で起きている「調査捕鯨論争」と併せると、どうにも頭の痛い問題です。ちなみに、南極海の捕鯨問題に関しては、元来仲の悪いオージーとNZという両国が連動しているというのは、問題が深刻な証拠としなくてはならないでしょう。 この問題は日にとっては「文化多元論」、つまり欧米の価値観を唯一至上とする一種の原理主義から自由になるという立場からの正当性があると思います。文化が異なればの嗜好も、そのための殺戮ということへの禁忌の解除も様々な多様性を持つのは当然だという立場です。いわば、ポストモダンと言いますか、後期近代という考え方の枠組みに立って正当性が主張できると思います。 以上が、思想的スタンスですが、では現実の外交や国際世論対策

  • ついに逮捕者を出した「日米の親権争い」、ヒラリーはどう出てくる?

    このブログで以前にお話した日米での親権争いですが、遂に今週は逮捕者を出すという事態となりました。まず改めて背景をお話しておきましょう。世界中で国際結婚が増加する中、国際間の結婚が不幸にも破綻した場合に、親権を決め、親権のない方の親の面会権を保障し、養育費の支払いに強制力を働かせなくてはなりません。その場合に、子供の人権を守るために国境を越えて関係国が協力して、離婚調停の結果を履行させるために「ハーグ条約」というものがあり、多くの国がこれを批准しています。 ところが日はこの条約を批准していません。理由は明白で、日の民法では両親が離婚した際に、(1)子供が双方の親を行き来する共同親権制度がない、(2)親権のない方の親の面会権が保障されていない、(3)養育費の支払いについて「差し押さえ」などの法的な強制力がない、という制度となっており、ハーグ条約の前提を全く満たしていないからです。これに加え

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