斎藤元彦兵庫県知事が設置した第三者委員会をめぐる情報公開請求について、上脇博之神戸学院大学教授は3月25日、神戸地方裁判所に兵庫県による非公開決定の取り消しを求める訴訟を起こした。 兵庫県・斎藤知事らが西播磨県民局長に内部告発された問題を調査していた最初の第三者委員会は3月19日に調査報告書を県に提出しており、そのなかで斎藤知事らの一連の対応の大半が公益通報者保護法違反だと断じたうえ、知事自身のパワハラ行為については16件のうち10件を認定している。 今回の提訴で問題としているのはそれ以外の2件の第三者委員会についてである。 「秘密漏洩疑いに関する第三者委員会」は元県民局長に対する懲戒処分を行う調査において得た私的情報を、前総務部長が兵庫県議らに漏らしたという疑惑について調べるために設置された。 2024年8月29日の時点で斎藤知事は調査を検討していると述べ、遅くとも2024年12月17日
