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社会と観光に関するkana-boonのブックマーク (5)

  • 本当に「地方活性化の鍵」なのか?「インスタ映え」のダークサイド(岡本 亮輔) @gendai_biz

    「インスタ映え」は地方を救うのか? 2017年12月、安倍晋三首相が講演中に発した「地方活性化の鍵はSNSにあります」という言葉が話題になった。この方向性は観光地や文化財にどう影響を与えるのか。宗教学・観光社会学を専門とする北海道大学准教授・岡亮輔氏が考察する。 インスタ映えやSNSが地方活性化の有効策 お寺でミュージカル、竪穴式住居でお茶会、遺跡のパワースポットでヨガ……何事かと思うかもしれないが、昨年12月、安倍晋三首相の講演で出た言葉だ。文脈を確認しておこう。 ……天然記念物や、遺跡、神社といった文化財は、これまで後世に保存していくことが使命だった。もっと身近にその魅力を感じてもらう。文化財保護法の改正案を次期通常国会に提出し、文化財を観光やまちづくりに活用できるようにします。 お寺でミュージカル、竪穴式住居でお茶会、遺跡のパワースポットでヨガ。アイデア次第で地域の文化歴史が世界

    本当に「地方活性化の鍵」なのか?「インスタ映え」のダークサイド(岡本 亮輔) @gendai_biz
  • 「地方は観光で稼ぎなさい」という号令が、甚だ見当違いである理由(山下 祐介) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)

    観光振興で「稼ぐ力」をつけよというが… 平成26年秋に始まった地方創生(まち・ひと・しごと創生)。各自治体では人口ビジョン・総合戦略を策定し、28年度からは地域の「稼ぐ力」を鍛えるべく、その格的な事業化が進められている。中でも期待されているのが観光分野の振興だ。 平成29年4月17日に山幸三地方創生大臣が「学芸員はがん。一掃しないと」と発言して問題となったが、これも地方の「稼ぐ力」に関係したものだ。 行き過ぎた発言に大臣の陳謝もあったが、大臣は「地方創生とは稼ぐことだ」と定義し、この発言は「学芸員に観光マインドを持ってもらう必要がある」という意味だったと釈明している。 要するに、「地方が観光に取り組み、『稼ぐ力』をつければ再生する。だから学芸員もふくめ、地方は観光で稼ぐ努力をせよ」ということらしい。 そして実際にインバウンドの受け入れにむけて、多くの自治体が事業を展開しはじめており、一

    「地方は観光で稼ぎなさい」という号令が、甚だ見当違いである理由(山下 祐介) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)
  • 戦後日本に「初詣」が定着した意外な理由〜実は最近のことだった!?(畑中 章宏) @gendai_biz

    近代初詣の誕生 神社仏閣の初詣の人出は2008年(平成20)に過去最高となる9818万人を記録し、翌09年には前年を上回る9939万人を突破した。 警察庁は09年の発表を最後に初詣の人出調査の発表を取り止めたことから、警察庁の記録においてはこの年が過去最多の人出記録となっている。 しかしその後も、初詣の人出は衰えをみせていない。 年の始めにあたり、「今年1年がよい年でありますように」と願うことは、多くの日人にとって、素朴で切実な思いの現われだろう。 ところが、正月三が日に、地元の氏神社や菩提寺ではなく、郊外や遠方の社寺に初詣に出掛ける「風習」は、明治時代中期に成立したという説が交通史の立場から唱えられている。 その年の「恵方」にあたる社寺に参る「恵方詣で」や初天神・初不動・初午・初巳などの「縁日」にこだわらない「初詣」という言葉は、1885年(明治18)の『万朝報』記事中の、川崎大師(金

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  • やっかいな「ダークツーリズム」 ~言葉のひとり歩きが“遺産の価値”を曖昧にする(岡本 亮輔) @gendai_biz

    やっかいな「ダークツーリズム」 ~言葉のひとり歩きが“遺産の価値”を曖昧にする フクシマ、チェルノブイリ、オキナワ… 文/岡亮輔(北海道大学准教授) ダークツーリズムの流行 最近、「ダークツーリズム」という言葉が一般のメディアでも用いられるようになっている。 元々はイギリスの研究者が用い始めた言葉だ。しっくりとくる日語訳はまだない。あえて訳せば「暗い場所への旅」「闇を見る旅」といったところだろうか。 この言葉を日でメジャーにしたのは、東日大震災後における思想家・東浩紀氏らによる『福島第一原発観光地化計画』『チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド』といった一連の著作だ。その後、観光研究者の井出明氏が関わって、『DARK tourism JAPAN』というムックが創刊された。 先月出たばかりの『世界ダークツーリズム』では、アウシュヴィッツ(古市憲寿氏)、サラエボ(角田光代氏)、グラン

    やっかいな「ダークツーリズム」 ~言葉のひとり歩きが“遺産の価値”を曖昧にする(岡本 亮輔) @gendai_biz
  • 「聖地」と「世界遺産」が好きすぎるニッポン人~物語化する観光がはらむ“アブない一面”(岡本 亮輔) @gendai_biz

    文/岡亮輔(北海道大学准教授) 「特徴のなさ」が特徴の世界文化遺産 沖縄県南城市に「斎場御嶽(せーふぁうたき)」という場所がある。御嶽とは琉球の宗教伝統で「聖地」を指す言葉だ。斎場御嶽は歴代の王が巡礼した琉球王国最高の聖地である。2000年11月には沖縄県内の首里城などの城跡と共に世界文化遺産に登録された。 斎場御嶽があるのは、那覇から車で40分ほどかかる南城市だ。決して行きやすい場所ではないが、観光客が増えたため、現在では500メートルほど離れた地域物産館に駐車場が整備された。観光客は物産館にある券売機で200円払ってチケットを購入する。 さて、駐車場から10分ほど歩けば御嶽に着くが、すぐに入場というわけにはいかない。南城市観光協会のスタッフにうながされ、御嶽の入口に作られた建物で、すべての観光客が御嶽の歴史と観光にあたっての注意点をまとめた短いビデオを見せられる。 御嶽は聖地と言った

    「聖地」と「世界遺産」が好きすぎるニッポン人~物語化する観光がはらむ“アブない一面”(岡本 亮輔) @gendai_biz
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