電気で加熱する「IHクッキングヒーター」に、汚れ防止用のマットを敷いて油を入れた鍋を加熱すると、温度上昇を抑えるための安全機能が働かず発火するおそれがあるとして、国民生活センターが注意を呼びかけています。 IHクッキングヒーターは、コイルに電流が流れる際に発生する磁力が鍋の底に当たることで熱が発生する仕組みで、センサーが一定の温度以上を感知すると、スイッチが切れたり温度が下がったりするようになっています。 しかし、「汚れ防止用のマットを敷いて天ぷら鍋を加熱したら油に火がつき火事になった」という相談が消費者から寄せられため、国民生活センターは市販されている9種類のマットを使って商品テストを行いました。 その結果、鉱物の「雲母」が使われているマットを使った際、4分から6分ほどで油の温度が380度を超え発火したということです。シリコンやガラスが使われているマットは、発火はしなかったものの高温にな