総務省は2014年1月23日、第4世代移動通信システムに関する公開ヒアリングを開催した。今回のヒアリングは、総務省が携帯電話事業者向けに年内にも割り当てを予定している3.4G~3.6GHz帯(3.5GHz帯)を使って第4世代移動通信システム(LTE-Advanced)を導入したい事業者の意見陳述となる(関連記事:2014年に注目したいLTE-Advanced向け周波数割り当てと5Gの行方)。 募集の結果、NTTドコモ、イー・アクセス、KDDI、ソフトバンクモバイル(応募順)の携帯4社が応募。ヒアリングでは携帯各社の社長が勢揃いし(写真1、写真2)、3.5GHz帯を使ったLTE-Advancedの利用イメージや割り当て方針に向けた意見を述べた。
2013年、印象深かった業界キーマンインタビュー――今年も貴重なお時間をいただき、ありがとうございました:石川温のスマホ業界新聞 2013年もあとわずか。年末恒例企画の締めは「インタビュー取材して、印象的だった業界キーマン5人」をお届けします。インタビュー取材の場合、通常は30分~1時間程度、いろんな質問をあれこれぶつけて答えてもらうのですが、ここで「いかに面白いことを引き出すか」が重要だったりします。何度も取材している相手だと、本音が聞けて面白い分、あまりにオフレコすぎて、記事では書けないことばっかりになったりと、そのバランスが難しかったりもします。 今回は特に順位は付けず、インタビューした日付順にご紹介していきます。 来年も、いろんな人にインタビューしまくりたい。 この記事について この記事は、毎週土曜日に配信されているメールマガジン「石川温のスマホ業界新聞」から、一部を転載したもので
年末恒例企画第2弾は、今年の印象的だったニュースを個人的な印象で振り返ります。スマホブームで盛り上がる一方で、負け組が市場から退場を余儀なくされた感があります。メーカーやキャリアなど、過去を振り返れば数多くのプレイヤーがいたにも関わらず、2013年は少数精鋭に絞られてきました。果たして、2014年はさらに誰が脱落していくのか。これからしばらく生き残りをかけた戦いは続いていきそうです。 ■■2013年、スマホ業界5大ニュース■■ 第5位 ウィルコムが会社更生手続き終了、ソフトバンクの完全子会社化。そしてイー・アクセスと合併へ 経営難に喘いでいたウィルコムが、ソフトバンクの支援のもと、見事に復活。ソフトバンク流の契約獲得戦略によって息を吹き返した感がある。7月に会社更生手続きが終了し、ソフトバンクの連結子会社になったかと思ったら、来年4月にはイー・アクセスと合併してしまうとは。ブランド名などは
総務省は12月25日、LTE方式の携帯電話端末は心臓ペースメーカーなどへの影響はないとする調査結果を発表した。結果を踏まえ、電波を利用する端末が医療機器に与える影響を防ぐための指針を改訂。「端末をペースメーカーなどから15センチ以上離す」など、従来の携帯電話と同じ指針をLTE端末にも適用する。 植え込み型心臓ペースメーカー13機種、植え込み型除細動器12機種を対象に、LTE携帯端末実機を用いた影響を測定したところ、影響がないことを確認したという。LTEや無線LANなど複数種類の電波が医療機器に与える影響を測定するための予備調査も実施した。 電波を利用する端末が医療機器に与える影響を防ぐための指針「各種電波利用機器の電波が植込み型医療機器へ及ぼす影響を防止するための指針」では、携帯電話をペースメーカーなどから15センチ程度以上離すことを定めており、この指針をLTE端末にも適用。同指針の適用対
海外の国々や都市でNFC(Near Field Communication)技術を用いたモバイルペイメントや関連サービスの導入が加速しつつある。すでに「おサイフケータイ」などの名称でその便利さを享受している我々には、こうした地域での現状は「すでに通った道」といった感じではあるものの、新技術などのトレンドも取り込んで、今後数年で大きく変化しようとしつつある。今回、カナダのオンタリオ州政府の招待により、トロント周辺エリアでNFC/モバイルペイメント技術に取り組む各社と、現地での最新事情を取材する機会を得たので紹介したい。 北米のNFCトレンドをリードするトロント大都市圏(GTA) NFCは「Type A/B(Mifare)」や「Type F(FeliCa)」の名称で知られる非接触スマートカード技術の共通仕様だ。日本では「おサイフケータイ」や「Suica」などの名称でFeliCa技術が広く利用さ
一部の携帯電話販売店が、スマートフォン購入時に特定のオプションやサービスを契約しないと端末自体を販売しないと案内していたことが問題視され、キャリアにも非難が集まるなど、大きくクローズアップされた。なぜショップは、端末購入時にさまざまなサービスを契約させるのだろうか。 auスマートパスなどの強制加入が問題に 最近、KDDI(au)の「auスマートパス」に関するある問題が、ソーシャルメディア上で大きな話題となった。同社のスマートフォンを購入しようとしたところ、auスマートパスをはじめいくつかのサービス契約が強制的になされた上、それらを契約しないとスマートフォン自体を販売しない“抱き合わせ”のような措置をとるショップがある――という指摘があり、KDDIに批判が集中したのだ。 auスマートパスについて一応解説しておくと、月額390円を支払うことで、さまざまなサービスが受けられる有料の総合サービスで
孫社長が「UQへの2.5GHz割り当て」に猛抗議――「泣き寝入りはしない。行政訴訟で断固戦う」:石川温のスマホ業界新聞(1/4 ページ) 7月26日、電波監理審議会は2.5GHz帯で新たに利用できる周波数帯を、UQコミュニケーションズに割り当てるのが適当と答申した。これにより、近日中に総務大臣からUQコミュニケーションズに認定証が渡され、正式に免許が割り当てられる。 まさに、この2日間は嵐が通り過ぎさったかのようであった。 7月25日の日経新聞朝刊で、2.5GHz帯の割り当てがUQコミュニケーションズになるという見込み記事が掲載された。その日の夕方にソフトバンク(WCP)の孫社長と宮川潤一CTOが総務省に押し寄せ、電監審の開催延期などを求めた。しかし、26日には予定通りに電監審が開催。何事もなかったようにUQへの割り当てが決定した。 自分はサンフランシスコ国際空港で帰国ための便の出発を待っ
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