関連トピックス原子力発電所東京電力米ロサンゼルスで記者会見する福島原発行動隊の理事長、山田恭暉さん(右)とメンバーの岡本達思さん(左)=ナオ・ブレーバーマン氏撮影 東京電力の福島第一原発の事故処理作業を、高齢者に担わせてほしい。そう立ち上がったものの日本で受け入れられないでいる技術者集団が、日本政府への働きかけを求めて米国を行脚している。米メディアも取り上げ、手を挙げる米国人も出ている。 福島原発行動隊理事長の山田恭暉さん(73)とメンバーの岡本達思さん(61)が7月下旬から米西海岸やシカゴ、ワシントンを回り、議員やNPOなどとの対話や講演を重ねている。参加希望のほか、寄付も集まっている。 山田さんは住友金属工業で廃棄物処理やプラント建設などにかかわった技術者。「年齢的に放射能の影響が小さくて済む」と60歳以上の技術者らで昨年4月に行動隊を結成、公益社団法人の認可も受け、参加者は現在