血液に触れると素早く固まる性質がある物質を開発することに成功したと東京大学のグループが発表し、大量の出血を止める止血剤として応用を目指したいとしています。 東京大学の酒井崇匡教授や血管外科の医師などの研究グループは、血液などの弱アルカリ性の液体に触れると急速に固まる性質がある高分子化合物を開発しました。 この物質を水とともにスポンジに含ませて、出血しているところにあてると、すぐに固まって出血場所を覆い、止血する効果があるということです。 動物を使った実験では、大静脈からの出血を1分ほどで止血できたとしています。 現在、使われている止血剤は、血液に含まれる成分を使って、固まる能力を補うものが多いということですが、今回、開発された物質は出血量が多く、血液が固まりにくい場面など、これまでは対応が難しかった場面でも効果を発揮する可能性があるとしています。 東京大学の酒井教授は「今回の物質を使うと出
部品企業撤退、運用に支障も C2輸送機、代替先確保急ぐ―防衛装備庁 2022年06月03日07時07分 航空自衛隊のC2輸送機(航空自衛隊提供) 航空自衛隊C2輸送機のブレーキなどを生産する企業が今年2月に事業からの撤退を決めたことで、C2の運用面への影響が懸念されている。防衛装備庁は撤退企業の協力を得て、速やかに事業の引受先を探すとしている。背景には衰退への危機感も指摘される防衛産業の実態がある。 〔写真特集〕航空自衛隊輸送機「C2」 油圧機器大手のカヤバは2月の取締役会で、航空機器事業からの撤退方針を決定した。同社は戦前、旧日本軍の零式艦上戦闘機(ゼロ戦)の油圧緩衝脚などを製造していた歴史ある企業。ただ、利益率が低く調達数も少ない防衛産業の厳しい現状にさらされていた。 さらに、新型コロナウイルス禍で民間航空機の運航が減り、製品の需要が減ったことも追い打ちをかけた。防衛省幹部は「経営的に
2027年の開業を目指すリニア中央新幹線の静岡工区が未着工になっている問題で、現在建設している品川・名古屋間の工事を後に回し、新大阪と結ぶ「東回りルート」から着工するべきだという専門家の提案に注目が集まっている。 リニア中央新幹線の静岡工区(8.9キロ)は、県内を通るトンネル掘削工事の影響で大井川の水量が減少するおそれがあるとして未着工の状態が続いており、目標とする27年開業は極めて厳しい情勢だ。 その解決策として、東回り案を自身のブログに掲載したのは、鉄道専門家の覆田線転(ふくだ・せんてん)さん。覆田さんが提案する「東回りルート」の運行区間は、北緯35線にほぼ沿ったものだ。 品川駅から東に向けて出発したリニア中央新幹線は、千葉県銚子市の犬吠崎から太平洋海底トンネルを潜行して、米国西海岸・サンフランシスコに上陸。米国を横断した車両は、東海岸のボストンから北大西洋海底トンネルを経由して、西ヨ
米空軍のケンドール長官は1日、次期戦闘機(Next-Generation Air Dominance/NGAD)開発プログラムが「EMD試験機の開発・製造段階に入った」と明かし注目を集めている。 参考:The Air Force’s next-gen fighter has moved into a critical new phase とにかくNGADと他の戦闘機を比較して「高価過ぎるので失敗だ」と現時点で批判するのは早計だろう米空軍は2030年までに第5世代戦闘機「F-22」の技術的優勢性が失われ交戦空域での生存が困難になると予測しており、後継機となる次期戦闘機(NGAD)開発プログラムを進めているが、NGADは単一プラットフォームの有人戦闘機を指すのではなく有人機、複数種類の無人機、ミサイル、装備品、ネットワーク技術などで構成されたファミリーシステムの総称だが、分かりにくいので便宜上
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