Next.js App Routerにおける設計やベストプラクティスを、筆者なりにまとめました。
Reactによるステート管理では、ある状態が変化したら付随して他の状態も変化してほしい場合があります。例えば、次のような場合を考えます。 チェックボックスが1つある。 チェックボックスの初期状態は、HTTP APIから取得したデータによって決まる。 ユーザーはチェックボックスを操作できる。 APIからデータを再取得する場合があり、その場合はチェックボックスの状態が再取得されたデータに従ってリセットされる。 皆さんは、このような要件をどのように実装するでしょうか。 やりがちな実装 まず、やりがちな実装を見てみましょう。 const apiData = useApiData(); const [isChecked, setIsChecked] = useState(false); useEffect(() => { setIsChecked(apiData.isChecked); }, [ap
Electron代替を目指す「Tauri 2.0」リリース候補版が公開。Windows/Mac/Linuxに加えてiOS/Androidアプリ開発も可能に Electronの代替を目指すRust製のアプリケーションフレームワーク「Tauri」の開発チームは、「Tauri 2.0」リリース候補版の公開を発表しました。 Everyone assumes your dev environment and network are safe. Tauri doesn't assume that & protects you as a dev. Tauri 2.0 RC for Mobile and Desktop available right now. Read the announcement:https://t.co/SXv1tgNHGm — Tauri (@TauriApps) August
Google、Google Sheetsの計算エンジンをWebAssemblyに最適化し、2倍の性能を実現したと発表 GoogleはWebブラウザ上でスプレッドシート機能を提供する「Google Sheets」の計算エンジンの性能をWebAssembyで実装し、従来のJavaScriptによる実装と比較して性能を2倍に向上させたことを明らかにしました。 これにより単純なSUM計算から複雑なクエリまで、シート上でのあらゆる計算を始め、ピボットテーブルの作成、条件付きフォーマットなどさまざまな処理が高速になるとのことです。 この性能向上は、JavaScriptで構築されていた計算エンジンをWebAssemblyに最適化したことで実現していると説明されており、そのためにWebAssemby GC(ガベージコレクション)機能を用いたとのことです。 そのため現時点ではChromeとMicrosoft
by Sansec Forensics Team Published in Threat Research − June 25, 2024 The new Chinese owner of the popular Polyfill JS project injects malware into more than 100 thousand sites. Update June 28th: We are flagging more domains that have been used by the same actor to spread malware since at least June 2023: bootcdn.net, bootcss.com, staticfile.net, staticfile.org, unionadjs.com, xhsbpza.com, union.m
Web制作の技術は日々進化しており、会社やプロジェクトによっては昨今の環境に適さない書き方をしているケースも時折見受けられます。 そこで今回は「2024年のWeb制作ではこのようにコードを書いてほしい!」という内容をまとめました。 質より量で、まずは「こんな書き方があるんだ」をこの記事で伝えたかったので、コードの詳細はあまり解説していません。なので、具体的な仕様などを確認したい方は参考記事を読んだりご自身で調べていただけると幸いです。 1. HTML 画像周りはサイトパフォーマンスに直結するので、まずはそこだけでも取り入れていただきたいです。また、コアウェブバイタルやアクセシビリティも併せて理解しておきたい内容です。 Lazy loading <img>にloading="lazy"属性を付けると画像が遅延読み込みになり、サイトの読み込み時間が早くなります。
InAppBrowser.com Check if an in-app browser is injecting JavaScript code Some iOS and Android apps make use of a custom in-app browser (full details). This causes potential security and privacy risks to the user. ✅ This tool couldn't detect any JavaScript injections. However, this doesn't mean there were no code injections. As of iOS 14.3, Apple introduced a new way of running JavaScript code in a
はじめに みなさんはChromeの拡張機能を使っていますか? 僕も使っていますが、案外Chromeの拡張機能を作るのは簡単です。 今回は、普段の業務の効率を上げるのも兼ねて自作してみました! 最低限準備するもの manifestファイル Javascriptファイル ぶっちゃけ、これだけで動きます。 実際に作ってみよう それでは実際に作成していきましょう。 今回はDとVを押すだけで、Markdownのリンクを作成する拡張機能を作成していきます。 まずは、manifestファイルから設定していきます! manifestファイル を参考にして、備忘録も兼ねて説明していきます。 今回は、最低限の設定を行います。 { "manifest_version": 3, "name": "Create markdown link", "version": "1.0.0", "icons": { "16":
HTMXのCEOに就任したので[1]、記念に記事を書きたいと思います。 HTMXサイトのエッセイ[2]はどれも珠玉の出来で評判ですが、それらを読んでもわかるとおり、HTMXは「Webはこうあるべき」という主義主張のあるライブラリです。その主義主張のかなり初歩的な前提を書きたいと思います。 Reactはなぜだめか、という話です。 21日追記 ちょっと誤解が生じているために書き足しますが、Reactのパフォーマンス(及びそれ以外のこと)への批判というのはHTMX固有のものではありません。SvelteやSolidJSといった新興JSフレームワークやRails等の非JS WEBフレームワーク、SSG開発者たち、それからReact開発者たち自身といった多様なWEB開発者たちに共有されている見方です。この記事の最後の方でReact批判記事のリンク集を引用していますが、そういった多様なバックボーンの人た
新たなサーバサイドJavaScriptランタイム「WinterJS 1.0」正式リリース、WebAssemblyへのコンパイルも可能。Wasmerが開発 WebAssemblyランタイム「Wasmer」の開発元として知られているWasmer社は、新しいサーバサイドのJavaScriptランタイム「WinterJS」の正式版となる「WinterJS 1.0」のリリースを発表しました。 ❄️ Introducing WinterJS 1.0 - the fastest WinterCG Javascript runtime in the world powered by Rust and SpiderMonkey ...and #WebAssembly compatible! Now supporting: React Server Components Cloudflare mode 150
[注意喚起]ブラウザ互換ライブラリ「Polyfill.io」がドメイン名ごと中国企業に売却、CloudflareとFastlyが代替となる配信を開始 開発者がブラウザの互換性を気にすることなくWebアプリケーションを開発するためのJavaScriptライブラリ「Polyfill.io」が、ドメイン名ごと中国企業に売却されたことを受けて、CloudflareとFastlyが急きょライブラリをフォークし、安全が確認されているコードの配信を開始しました(Cloudflareの発表、Fastlyの発表)。 Polyfill.ioをドメインごと中国企業に売却 Polyfill.ioはAndrew Betts氏が開発したオープンソースのJavaScriptライブラリです。Polyfill.ioを組み込むことで、ブラウザのバージョンを気にすることなくWebアプリケーションの開発を行うことができる便利なラ
import "./App.css"; import { Link, Route, Switch } from "wouter"; function Nav() { return ( <nav> <Link to="/">Home</Link> <br /> <Link to="/about">About</Link> </nav> ); } function Home() { return ( <div className="App"> <h2>Home</h2> <Nav /> </div> ); } function About() { return ( <div className="App"> <h2>About</h2> <Nav /> </div> ); } function App() { return ( <> <Switch> <Route path="/" compo
まずはじめに HTML、CSS、JSを学んだ後にモダンなweb制作を行う上でこれから何を学べばいいだろうと手探り状態だった過去があるので、今同じ悩みを抱えている方に向けてこの記事を書こうと思いました。また、自分自身が2023年に多くのことを学んだのでそれの整理になればという思いもあります。 あと、いいね、コメントいただけると記事作成の励みになります😇 この記事の対象者 HTML, CSS, JSはある程度理解した モダンなWeb制作を行いたい これから学ぶべき技術 React, Next.js 一度は聞いたことある人も多いと思います。これは、Webサイトを効率的に開発することを目的に作られたJSのフレームワーク(正確にいうとReactはライブラリ)です。 ReactはFacebook社が開発したもので、それをVercel社がより使いやすくしたものがNext.jsです。 作成するものによっ
すべてのiPhoneおよびiPadや2020年以降に登場したApple Silicon搭載Macが対象となる攻撃手法「iLeakage」がジョージア工科大学の研究チームによって発見されました。iLeakageを悪用するウェブサイトにアクセスした場合、ウェブサービスのパスワードやメールなどの情報を盗み出されてしまいます。 iLeakage https://ileakage.com/ iLeakageは必要になる可能性のある処理を事前に行うことでCPU性能の向上を図る技術「投機的実行」を悪用するタイプの攻撃で、iPhoneやiPadに搭載されているAシリーズチップおよびMacや一部のiPadに搭載されてるMシリーズチップに対して有効です。このため、すべてのiPhoneおよびiPadと2020年以降に登場したMacはiLeakageによる攻撃の対象となり得ます。 iLeakageは「ウェブサイト
追記: 10/11 ハテブでバズっているようで、色々指摘があったので追記 getElement*は動作が早いのでIDやクラス名が自明の場合はgetElement*を使う方がいいと言う意見もあり、また、ページの表示で大量に呼び出されるわけではないからボトルネックにはならないと言う意見もある。 getElement*で返されるオブジェクトは動的な変化に対応しており、querySelector*は動的な変化に対応していないため、場合によってはgetElement*を使うといい。このサイトで遊んでみよう。 https://ja.javascript.info/searching-elements-dom#ref-263 for await ... ofは非推奨なので Promise.allを現代的な書き方にした 顧客先のブラウザが古い場合も考慮して、あえてレガシーな書き方もする場合があるらしい。現
はじめに promiseを使うとき、いつもpromiseメソッドチェーンで記載していますか? async/awaitを利用していますか? もちろん状況によって両方書くのが殆どだとは思うのですが、私はasync/awaitの方が同期的な書き方ゆえに読みやすいため、なるべくそちらで記載しています。しかしながら、エラーハンドリングが理解できていなかったため、エラーの所在を突き止めるのに苦労してしまいました。 そのため、これを機にasync/awaitにおけるエラーハンドリングについて備忘録的にまとめておきます。 この記事のまとめ; catchされるエラーはrejectのみか、throwされたエラーも含まれるか →両方catchできる async関数における処理の順序、awaitがある場合とない場合 →awaitがない場合には同期的に処理が実行され、catchできなくなる エラー処理を外側に伝播し
サマリ CookieやlocalStorage等でセッション管理しているウェブサイトがクリックジャッキング対策していない場合、どの条件で被害を受けるかを説明する。SameSite属性のないCookieでセッション管理しているウェブサイトは、主要ブラウザのデフォルト設定ではクリックジャッキングの影響を受けない。一方、loaclStorageにトークン類を格納するウェブサイトでは、Google Chrome等のブラウザでクリックジャッキングの影響がある。また、ブラウザの設定を変更した場合の影響についても説明する。 クリックジャッキングとは クリックジャッキングとは、一言で説明すると「ウェブサイト利用者に意図しないクリック(タップ)をさせる」攻撃です。ウェブサイト上で意図しないクリックを勝手にさせられると、重大な結果になる場合があります。例えば、このURLを閲覧すると、以下のようにTwitter
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