平昌で銀メダル、北京で銅メダル──。男子フィギュアスケートで五輪2大会連続のメダルを獲得し、世界選手権を2度制覇した宇野昌磨(26歳)が現役を引退し、5月14日、引退会見を開いた。フィギュアスケートを長年ウオッチし、独自の取材を続けるライターの砂田明子氏が、宇野昌磨のアスリートとしての魅力を振り返る。(JBpress編集部) >>【写真6枚】宇野昌磨さんと本田真凜さんとの”共演” 周りの力を自分の力に──「ステファンを満足させるという自己満足」 爽やかで、温かな会見だった。宇野さんは競技に「未練はまったくない」と言い切ると共に、今後はプロとしてフィギュアスケートを続けていくことを表明した。 宇野さんが競技生活で成し遂げた結果をおさらいしておくと、オリンピックで3つのメダル(個人で銀、銅、団体で銀)、世界選手権で日本男子初となる2連覇を達成、全日本選手権で6度優勝、4回転フリップを世界で初め