女子サッカーの日本代表、「なでしこジャパン」がアジアカップを初めて制した。 今回は、国際サッカー連盟が定める国際試合日に開催されなかったため、海外でプレーしている近賀ゆかり、大野忍(ともにアーセナル)、岩渕真奈(TSG1899ホッフェンハイム)などが招集できないという事情があった。なでしこジャパンの得点源である大儀見優季(チェルシー)も、準決勝からはイングランドに戻って、クラブでプレーするという状況だった。 つまり、3年前の女子W杯優勝の中心メンバー数人がおらず、佐々木則夫監督は国内の若手を登用して、アジアカップ初優勝、そして来年カナダで開かれる女子ワールドカップの出場権を獲得したわけである。 女子ワールドカップ2連覇への期待が高まる中、なでしこジャパンは確実に「ベースアップ」を続けている。 その強さの秘密は何だろうか。 佐々木監督のマネジメント 海外組の選手がいなかったことで、佐々木監督