コンピュータソフトウェア著作権協会の「第10回ファイル共有ソフト利用実態調査」(2012年5月)によると、2010年10月以前にファイル共有ソフトを利用していた「過去利用者」は、一般消費者は9.5%、中高生は5.3%だった。一方、2010年10月以降に利用した「現在利用者」の割合は、一般消費者は4.7%と減少しているのに対して、中高校生は7.7%と増加している。 主に、「日本のテレビ番組」(68.1%)、「音楽(テレビ番組以外)」(37.0%)、「ソフトウェア」(11.7%)、「マンガ、コミック、書籍、画像」(8.8%)、「映画・劇場用アニメ」(8.5%)、「海外のテレビ番組」(8.0%)、「アダルト」(6.0%)などのダウンロード経験があるという。中高生は可処分所得が少なく、音楽や漫画、動画などのコンテンツはなるべく無料で入手したいと考えている。そのため、安易にファイル共有ソフトに手を出