マサチューセッツ工科大学(MIT)のコンピュータ科学および人工知能研究所(CSAIL)が米国時間4月18日に述べたところによると、「アナリスト主導のソリューション」の多くは人間の専門家が作った規則を利用するため、既定のパターンに合致しない攻撃を見逃す可能性もあるが、そうした状況を一変させる人工知能プラットフォームが新たに開発されたという。 MITによると、「AI Squared」(AI2)と呼ばれるそのプラットフォームは、85%の攻撃を検知(現在のベンチマークの約3倍の確率)するほか、偽陽性も5分の1に減らすという。 後者は重要である。なぜなら、誤検出によって偽陽性が誘発されると、保護システムに対する信頼性が低下するおそれがあるほか、その問題を調査しなければならないIT専門家の時間も無駄になってしまうからだ。 AI2のテストは「ログライン」として知られる36億件ものデータを使って実施された