米国ワシントン州に拠点を置くMicrosoftのデジタル犯罪対策ユニット(DCU:Digital Crimes Unit)では、エンジニアや弁護士、捜査官、アナリストといった専門家らが科学捜査を行い、マルウェアの仕組みを解き明かそうとしている。米CNETのKara Tsuboi記者がレポートする。 MicrosoftのCybercrime Center(サイバー犯罪対策センター)エグゼクティブディレクターのDavid Finn氏は、「マルウェアやウイルスによって、パスワードや個人情報、銀行口座情報が漏えいするのだ」と警告する。 デジタル犯罪対策ユニットでは、実際にマルウェアをPCに感染させ、そのふるまいを分析している。Microsoftデジタル犯罪対策ユニットのVishant Patel氏によると、すべてのマルウェアはPC上に何らかの痕跡を残すため、感染したPCの各種設定が変更されていない