「取材先に対して事前に原稿確認はすべきか?」「取材時に謝礼は払うべきか?」など、スタンスの違いはあるものの、メディア業界には基準たるものが存在していないケースが少なくない。また編集者・ライター間のコミュニケーションでメールを主流とする昨今は、双方の本音が見えづらいことによる齟齬も発生しやすい。 10月31日に発売した『編集会議』では、メディア業界の実態を可視化することで一定の基準を見出すべく、また現場での本音を探ろうと、編集者・ライター100人に対するアンケートを実施。メディアの実情を浮き彫りにした調査結果を誌面に掲載している。 冒頭では、昨今話題になった捏造記事や「エア取材」の記事について聞いた。「最近、捏造記事や「エア取材」疑惑(実際は取材していないのに、あたかも取材したかのように書かれた記事)などが話題になりました。編集者やライターとして、率直にどのように感じましたか。また似たような