月曜日にロシアのトラック運転手が通行税引上げに反対し、ストに入りました。このストは70ヶ所にも及びました。 一方、タタール地方では地銀三行が閉鎖となり庶民が銀行に押し寄せました。 また日曜日には数万人の国民がロシア全土の80ヶ所でデモ行進が行われました。 これは2012年のデモ行進以来です。前回のデモ行進はモスクワとサンクトペテルブルグだけでしたが、今回はロシア全土にデモ行進が広がっている点がユニークです。また今回のデモ行進は誰から指示されたわけでもなく、国民が、自発的に街に繰り出したものです。 ロシアの経済は欧米からの経済制裁、原油価格の低迷などの影響で停滞しています。 ルーブルが弱いので、インフレ気味です。 外貨準備は目減りしました。 これらのことから、過去3年の間にロシアの庶民の生活水準は低下しました。だからロシア国民はクレムリンとプーチン大統領に不満を持っています。 今回のデモ行進