40代後半になってから、保有している資産を金融資産から実物資産へ急速にシフトさせてきました。今や、国内外の不動産が資産の80%近くを占めるようになり、金融資産は投資信託の積立で少しずつ増えている程度です。 不動産への資産シフトを進めている理由は3つあります。 1つは世界的な金融緩和による運用環境の変化です。伝統的な資産運用では、株式でキャピタルゲイン(値上り益)、債券でインカムゲイン(金利収入)という2つの資産を組み合わせるのがオーソドックスです。しかし、先進国は低金利が続いており、債券運用で得られるインカムゲインでは十分な資産形成ができなくなりました。不動産の賃貸収入はそれを補う新しいインカムゲイン獲得のために必要なのです。 2つ目は、新しい投資のフロンティアの登場です。アジアの新興国の不動産投資は、ここ数年ようやく投資できる物件が出てきたばかりです。2年前にカンボジアに不動産購入した時