東京大学と筑波大学は12月1日、共同で新型スーパーコンピュータ「Oakforest-PACS」の正式運用を開始した。総ピーク演算性能は、あのスーパーコンピュータ「京」の2.2倍。10月1日より試験運用が開始され、12月1日時点で「国内最高性能システム」だという。 新型スーパーコンピュータ「Oakforest-PACS」で特記すべき点は、2大学が共同で開発し運用を行うこと。東京大学情報基盤センターと筑波大学計算科学研究センターはこれまで、それぞれに国内有数のスーパーコンピュータを導入しており、独自の研究開発・運用を行ってきた。意見交換や研究者個人レベルでの共同研究はあったものの、今回の取り組みのように大学間を超える組織を作ることは大変だったという。2大学が共同でスーパーコンピュータの調達・運用を行うのは国内初。 同システムは、米Intelの超高性能メニーコア型プロセッサ「Intel Xeon
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