記事や書籍のつくり手であれば、「面白い記事」をつくることはできるが、「売れる記事」をつくるのは至難である。ならば、書き手の「面白い」を「売れる」に転換することこそが、編集者に求められることではないか。「売れる」に転換するための具体的な編集術について聞いた。 ストレートエッジ 代表取締役 三木一馬 氏 2016年にKADOKAWA アスキー・メディアワークス事業局電撃文庫編集長を退職し、現在に至る。代表作に、『ソードアート・オンライン』(電撃文庫)原作担当編集兼アニメプロデューサーなど。 面白くない作品は一つもない この見出しのフレーズは、僕が執筆した編集者の心得本『面白ければなんでもあり』から引用しました。つまらない話をつくろうと思って小説を書く作家はいません。漫画家もそうですし、脚本家も、映画監督だって同じです。話をつくる人間が、「誰かに読んでもらいたい」「観てもらいたい」と考え、世に出
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