この連載では、ブランドマーケティング戦略専門のコンサルティング会社インサイトフォースの山口義宏代表が、ブランド戦略の推進に挑む企業の担当者にインタビューをし、その舞台裏を明らかにする。第6回は、歴史的に高所得層・富裕層を顧客として囲い込んできたカード業界のプレミアムブランド、アメリカン・エキスプレスの須藤靖洋個人事業部門マーケティング副社長に、「ブランド力の維持」に関して話を聞く。 山口:今回は、カード業界のプレミアムブランドである、アメリカン・エクスプレスの日本におけるブランド戦略をお聞きしたいと思っています。 須藤:おそらく、多くの方は我々に「金融」や「旅行」のイメージをお持ちだと思います。しかし、 ケン・シュノールト(米アメリカン・エキスプレス会長兼CEO=最高経営責任者)がいつも言っているように、我々は我々のことを、「サービス業」だと思っています。 山口:サービス業も色々ありますが
![督促電話でも「感動体験」を追求するアメックス:日経ビジネスオンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/05f492a9ba706b05ca8fd61b1840b099fb59fdc9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbusiness.nikkeibp.co.jp%2Fimages%2Fn%2Fnbo%2F2011%2Fcommon%2Fnbologo_ogimage.png)