研究チームが、がん細胞を移植したマウスに薬剤を1回投与したところ、増殖を約20日間抑制できた上に、7日後までに腫瘍が約半分に縮小した。体重の減少などの副作用はなく、効果的な治療薬となることが期待できるとしている。今後は安全性について、さらに詳細な検討を進める。 成果は、6月15日の米国核医学会で発表される予定。 関連記事 尿で分かる乳がん・大腸がんの有無 日立と住商が技術開発 実用化目指す 尿中の代謝物を解析することで、がん患者を識別する技術を日立製作所と住友商事グループが共同で開発した。尿を用いた簡便ながん検査方法の確立を目指す。 正常細胞ががん細胞をはじき出す――細胞の“社会性”利用した治療法 北大が研究資金募る 正常な細胞ががん細胞を排除する仕組みを解明し、予防・治療法を確立する北海道大学のプロジェクトが、クラウドファンディングで研究費を募っている。 アルツハイマー病は「思い出せない