より多く、より速く、より遠くにというメディアの常識の裏側 人間と「情報」との関係を考えるということは、不可避的に「メディア」を考えることでもある。何を媒介にして自分の意思を他者に伝達するのか……。つまりはコミュニケーションの手段に何を用いるのかということである。 「メディア」は往々にして人間が発明する「テクノロジ」に依存するから、人間の進化と共にソフトウェア的な「メディア」もハードウェア的な「メディア」も、格納できる情報の容量、情報を送信する速度、情報を波及させる範囲を“基本的に”増大/加速/拡張させてきた(こうした「テクノロジ」と「メディア」の緊密な関係については、筆者の著書『メディア、編集、テクノロジー』を参照していただければ幸いである)。 この2月に刊行された筆者の著書『メディア、編集、テクノロジー』(クロスメディア・パブリッシング)。ウェアラブル・コンピューティングや人工知能、ビッ
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