'99年4月5日、渋谷のインターネットベンチャー、(株)ネットエイジを巡る動きに、日本のベンチャービジネス関係者が沸いた。ネットエイジの運営するオンライン新車見積り取り次ぎサービス“ネットディーラーズ”が、ソフトバンクグループに売却されるという発表があったからだ。しかも売却額は数億円。日本のインターネットベンチャーの新しいビジネスモデルが誕生した。 自動車販売仲介サービスをソフトバンクに売却 売却先は、4月末に設立されるカーポイント(株)である。これは、 ソフトバンク(株)が50パーセント、米マイクロソフト社が40パーセント、ヤフー(株)が10パーセントずつ出資して設立される合弁会社。マイクロソフトが米国で運営する“カーポイント”と同様のサービスを、日本でも11月に事業化する。インターネットを利用して、自動車販売仲介サービスを提供するというものである。 ネットエイジ代表取締役社長の西川潔(