Microsoftが米国時間3月30日の「Build」カンファレンスで行ったあることに、筆者は驚いた。 それは拡張現実ヘッドセット「HoloLens」のデモでもなければ、「Cortana」デジタルアシスタントでもない。ほかのボットを開発する取り組みでもない。筆者を驚かせたのは、Microsoftが2つのライバルOS(LinuxとAppleの「OS X」)にとって重要な開発者向けツールを「Windows」に移植すると発表したことだ。 「Bourne Again Shell」(「Bash」)と呼ばれるそのツール自体は、それほど重要ではない。しかし、MicrosoftがBashをWindowsに移植するのは重大なことである。なぜなら、それは、Microsoftが(いい意味で)大きく変わったことを証明しているからだ。簡潔に言うと、Microsoftは、支配力が再び弱まってしまった今、昔のような積極