今回は6×6判中型一眼レフカメラのブロニカS2をご紹介しましょう。 6×6判中型カメラといえばハッセルブラッド、ローライといったメーカーが主力でした。1972年にゼンザブロニカが発表したこのブロニカS2が、国産では最初の6×6判のハイクラスなカメラといえるでしょう。それ以前にゼンザブロニカから発売されていたD型(ブロニカで最初に開発されたカメラ)S型(D型を実用的に)、C型(これはS型の普及版でフィルムマガジンの交換ができないなどマイナーチェンジの機種)の長所を受け継ぎさらに作動性実用性に富んだ機種として登場します。『和製ハッセル』と呼ばれたりもしました。 特徴としてまずあげられるのがクイックリターンミラー。一般の一眼レフのミラーは跳ね上がる方式ですが、ブロニカのミラーは斜め前方に『滑降』するので、6×6判では困難とされてきた超広角レンズや、大口径レンズの使用が可能となりました。そのレンズ
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Zenza Bronica S2 Zenza Bronica EC-TL Zenza Bronica D ゼンザブロニカの誕生 1959年3月に発表されたゼンザブロニカとは,カメラの設計製造に関しては素人であった吉野善三郎氏が,自らの理想とするカメラを製作すべく当時2億円もの膨大な私費と,8年余の歳月を費やして完成させたカメラです.戦後の復興期,吉野氏は,シガレットケースやオイルライター,女性用のコンパクトなどを製造する会社を経営していましたが,写真機に対する情熱は非常に旺盛で,東京で自らの写真機店を営んでいたほどでした.しかしそれに飽き足らなかった彼は,世界一のカメラ,最高のカメラを自ら製作することを目論みます.そして,自社の技術力と膨大な私費を投入することで,まさにそれを成し遂げたのです. このときに発売されたゼンザブロニカは,ハッセルブラッドに大変よく似た形状・サイズの66版
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