※歌詞を全文掲載していたのを訂正しました。 言葉のセンスが無い人は“正しい日本語”から離れることができず、説明的な作文を書いてしまう。 メッセージが一義的な表現で一から十まで説明されているため、受け手が解釈を試みる余地が無い。 どちらも下手な歌詞だと思うが、ミスチルのほうは切実な本音を綴っている誠実さが感じられるので、 悪く言うのは野暮かもしれない。酷いのは、ひたすら空疎な秋元康だろう。 秋元康については、『ヘビーローテーション』の「ポップコーンが弾けるように好きという文字が踊る」 というフレーズに、彼の歌詞の特徴がよく表れていると思う。 まず、直喩の多用や「が弾ける」「という文字」のように、表現がやたら説明的で言葉の省略が無い。 ここまで言葉を費やして明示的に語るなら、もはや比喩を用いる意味が無いと思うのだが……。 また、表現に意外性や固有性が無い。ポップコーン→弾けるというのはごくあり
『現代の理論』(明石書店)2008年新春号に掲載された拙稿の元原稿を、許可を得て公開します。一部の表現に違いはありますが論旨に変わりはありません。なお、執筆した2007年当時の情勢を念頭に置いて書かれたものであることをご承知おきください。 二 ここではいわゆる「ネット右翼」を考察の対象とするわけであるが、その可能性と意義について予備的な考察が必要である。 というのも第一に、「ネット右翼」なる概念はネット上であまり評判がよくないからである。批判の第一点は、「ネット右翼」なるものは実体としては存在しない、というものである。ネット上の投稿は大部分が匿名で行なわれるものであり、その発言を現実の個々人へと結びつけることは実際的には不可能である。ネット上に右派的な発言が多数みられるからといってその背後に多数の右派が存在するとは言えず、まして右派組織があるとは言えない。ネット上で右派的な発言をする者が実
『現代の理論』(明石書店)2008年新春号に掲載された拙稿の元原稿を、許可を得て公開します。一部の表現に違いはありますが論旨に変わりはありません。なお、執筆した2007年当時の情勢を念頭に置いて書かれたものであることをご承知おきください。 一 いわゆる「ネット右翼」について考えるうえで示唆的な二つの出来事に言及することから始めたい。 2007年5月、読売テレビが制作する番組「たかじんのそこまで言って委員会」において、出演者の一人橋下徹弁護士が光市母子殺害事件の弁護団に対する懲戒請求を行なうよう、視聴者にアピールする発言を行なった。その後日弁連によれば4000件を超える懲戒請求が行なわれ、弁護団のうち4人が橋本弁護士に対して損害賠償請求訴訟を起こすという事態になっている。懲戒請求を呼びかける橋下弁護士の発言はネットのあちこちで引用され、番組を録画した動画が「Youtube」や「ニコニコ動画」
寒さが厳しいこの時季、ちょっとした気のゆるみから風邪を引いてしまう人も多いですね。 そもそも風邪の症状は、病原菌やウイルスが体内に侵入し、カラダの免疫システムの機能低下、または機能麻痺に陥った状態を指します。また、風邪の原因となる病原菌やウイルスは空気感染、飛沫感染、接触感染といったさまざまな経路から体内に侵入してくるので、マスクや手洗いなど日ごろからの予防対策がとても大切といえます。 とくに、時間に追われ疲労が蓄積しやすい年末は、免疫力も低下しやすく風邪を引きやすい時季ですので、「風邪かな?」を感じたときは、ビタミンCが多く含有されている果物や食材とともに質のよい睡眠を取り、症状をこじらせないようにしましょう。 体内に侵入してきた病原菌と戦う免疫力のサポーターともいえる存在が、カレーに含まれる「クルクミン」なのです。カレーには多くの香辛料が入っていますが、中でもアジアで「ウコン」と呼ばれ
The company didn't share a whole lot of detail, other than to say that it will be compatible with DA lenses via a crop function and that it will be available by the end of 2015. The concept model (pictured above) will be shown next week at CP+ in Japan where we hope to learn more about it. Before you get too excited, this isn't the 'new' full-frame DSLR. This is a picture from our archives, of a f
起業して初めて売上が立ったと喜んでいるけれど、請求書ってどうやって作るんだっけ?というのは、誰もが通る道ではないかと思います。サラリーマンだった時は事務の方がやってくれた請求書の発行も、起業すると最初は自分でやる事が多いでしょう。 そんな時多くの方は、インターネットのテンプレート集から請求書ひな形をダウンロードされているのではないでしょうか。デザイン会社にロゴ入り請求書を作成してもらって、そのまま使っている方もいると思います。 ただその請求書、本当にそのまま使って大丈夫か?というのはぜひ確認して下さい。 請求書には実務上のルールがありますが、残念なことに教科書はありません。もしかするとあなたも、知らないうちに「イケていない」請求書を出しているかもしれません。イケていない請求書でも取引先は振込んでくれるでしょうが、そんな事でマイナスの印象を与えてしまうことは、非常にもったいないです。 この記
皆さん、こんにちは。月に1度の読書コラムです。今回のテーマはドイツです。なぜ今回、ドイツを取り上げるのかというと、日本とドイツは似たところが多く、多くのことが学べるような気がするからです。 戦後、日本とドイツは両国とも、がれきの山から立ち上がりました。しかしよく考えてみると、どちらがより過酷な状況だったかと言われれば、筆者はドイツの方が大変だったと思います。 日本は米国に占領されただけですが、ドイツは旧ソ連、米国、フランス、連合王国の4カ国に占領されました。さらに、東ドイツと西ドイツ、2つに分断されました。 それを統一して東ドイツを吸収したのは20年ほど前ですが、巨額の統一コストを負担しなければなりませんでした。がれきの山から再出発したのは同じだったけれど、ドイツの方がはるかに状況が厳しかったのです。 それにもかかわらず、ドイツの経済は近年絶好調ですし、ユーロという重荷を抱えてはいますが、
日本人人質事件は、残念な結果になった。 昨年六月に登場して以来、その残虐さで国際社会を震撼させてきた「イスラーム国」が、いかに深刻な問題かを、日本は遅ればせながら実感したことになる。 この問題について、筆者はあまり語ってこなかった。少ない情報で、しかも人命がかかっていることで、あれこれ語ることがいいとは思えなかったからだ。この事件に関する日本の報道を見ていると、解決に逆効果をもたらしたのではないかと懸念する。 そもそも、国内の普通の誘拐事件だったら、ここまで情報や憶測を垂れ流しにしただろうか。こうすればよい、ああすればよい、といったコメントが、いちいち日本側の手の内、対応を犯人に晒しているとの自覚はなかったのだろうか。 犯人が海外だから、日本国内で交わされる議論は聞こえないとでも思っているのかもしれない。だが、ネットに掲載される情報は日本語でも簡単に自動翻訳にかけられるし、テレビ画像でもY
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