アメリカは、1961年に国交を断絶し50年以上にわたって経済制裁を科してきたキューバとの間で、貿易や渡航の制限を緩和し、国交正常化交渉を開始すると発表しました。 オバマ大統領が17日(日本時間の18日午前2時すぎから)ホワイトハウスで演説を行い表明するということです。 ホワイトハウスによりますと、具体的には、キューバとの間で国交正常化交渉を直ちに開始するほか、数か月以内に、キューバの首都ハバナにアメリカ大使館を設置するということです。 また、キューバへの渡航や送金を緩和するとともに、原則として禁止してきたアメリカ製品の輸出を建築資材や携帯電話など一部について認めるとしています。 アメリカはキューバの社会主義革命などを受けて、1961年に国交を断絶し、経済制裁を科すなど対立関係にありました。 ただ、オバマ大統領はキューバへの制裁を強化したブッシュ前政権の封じ込め政策を見直し、制裁の緩和を進め