◇若井氏は断念 次期知事選(3月12日告示、29日投票)で民主党の擁立検討対象の1人だった元衆院議員の若井康彦氏(62)が28日、千葉市の同党県連で記者会見し、出馬断念を表明した。県連は、検討対象をいすみ鉄道社長の吉田平氏(49)に一本化し、2月2日の総支部長会議で推薦を決める方針。堂本暁子知事(76)は記者団に対し、「(吉田氏が出なかったら)私が出なければいけなくなる」と述べ、吉田氏を後継としたい強い意向を示した。 吉田氏は毎日新聞の取材に対し、「真剣に検討しているが、今はいすみ鉄道を応援してくれる方々を考えている」と明言を避ける一方、「応援してくれる方々は多い方がいい」と述べ、前向きの姿勢も見せた。 堂本知事は28日、開会した県議会2月定例会では態度を表明しなかったが、千葉市内で取材に応じ、若井氏の断念について「その方がよかったのでは」と述べた。また、「あとは吉田氏の決断を待つだけ。静