会社更生手続き中の日本航空は28日、松山発着の大阪(伊丹)、名古屋(小牧)、那覇の3路線の廃止を発表した。1日7往復の伊丹線と同1往復の那覇線は10月30日で、同2往復の小牧線が11年2月末で廃止される。今回の廃止で、10月31日以降、全日空便のない那覇への直行便はなくなることになる。 県交通対策課によると、27日に日航の担当者が県庁を訪れ、3路線の廃止を伝えた。日航側から「会社更生手続きの中で、松山発着の3路線は今後の収益の確保が難しい」と説明されたという。各路線の09年度の搭乗率は伊丹が48・7%、小牧が50・7%、那覇が53・7%と、採算ラインとされる60%をいずれも割り込んでいた。 路線廃止について県は「県民の利便性に大きな影響が出る」と危惧(きぐ)している。また、加戸守行知事と19日に日航本社を訪問し、3路線継続を要望した松山市の中村時広市長は「誠に残念。ドラマ『坂の上の雲』の放