1989年から30年以上続く人気長寿漫画「ベルセルク」の作者、三浦建太郎(みうら・けんたろう)さんが6日午後2時48分、急性大動脈解離で死去した。54歳。千葉県出身。告別式は近親者で行った。掲載誌「ヤングアニマル」を発行する白泉社によると、持病などはなく「突然の発症で、何の前触れもなかった」という。1月発売の同誌での連載が最後となった。同社はアシスタントによる連載継続も含めて今後について「検討中」としたが、未完で連載終了となりそうだ。 三浦さんは1985年にデビュー。中世ヨーロッパ風の世界を生きる剣士を描くベルセルクは89年に「月刊アニマルハウス」で始まった壮大なスケールのダークファンタジー。単行本は全40巻。海外でも広く読まれ、累計発行部数は全世界で5000万部を超える。アニメ化もされた。 精緻で重厚なタッチで作画に膨大な時間と体力を要するため連載は不定期。完結は見通せず、関係者に「死ぬ