かねてより紹介中の宇都宮徹壱氏の著「股旅フットボール」が発売ということで、書評らしきものを書いてみたい。 僕はこの本を、レイソルサポやその他Jクラブのサポにこそ読んでいただきたい。それには理由がある。 Jリーグは「百年構想」を打ち出している。そしてレイソルは、J1というトップリーグ、つまり百年構想の中心、ひいては日本サッカー界の中心にいる。 つまりは百年構想を実現する先陣を切っていると言っていい。 しかしその1にいるのはJ1・J2あわせて33。おそらく日本サッカー全体の1%にも満たないかもしれない。 つまり、Jリーグというのは日本サッカー界の本当に頂点の僅か。 先輩風を吹かせるわけじゃないけど、僕がレイソルと初めて出会ったのはJリーグ以前、JFLに所属しているときだった。そのせいもあって、今でもJリーグ以下の下部リーグの同行にも注目している。 あのJFL時代を経験した方ならわかると思うが、