本家/.の記事より。インターネットがジャーナリズムに与えた影響について、いくつかの興味深い事実が報告されている(AP通信の記事)。数年前までは、インターネットはニュースを「民主化」し、報道や取材の範囲を広げると目されていた。ところが、実際はウェブベースのニュースが取り上げる記事の範囲はかつてよりも狭まっていると言う。Project for Excellence in Jounalismが毎年行っている研究報告によれば、ウェブメディアの多くはどこか他で報道された内容をまとめ直すだけのものが多く、またイラク戦争と2008年の米大統領選挙という2つの話題が、昨年新聞やテレビ、そしてオンライン記事で報道されたうちの25%以上を占めていたという。また、イラク、イランとパキスタン関係の記事を除くと、それ以外の国々からのニュースは全部足してもアメリカで報道されるニュースの6%以下しか占めていないそうだ。