独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は13日、次世代エネルギー資源として有望なメタンハイドレートの埋まる海底からメタンガスを取り出す試験作業を始めた。 同日からチャーターした地球深部探査船「ちきゅう」が12日、静岡市の清水港に到着。近く試験場所の愛知県渥美半島沖に向かい、2月ごろに実際にガス産出を試みる。 メタンハイドレートの産出試験はこれまで陸上での事例はあるが、海洋では世界初。JOGMECに事業を委託した経済産業省は、将来的には商業化し、国内に安定供給したい考え。 ちきゅうは深海域で地底を深く掘削する設備を持つ。全長は新幹線約8両分に当たる210メートル、船底からの高さは30階建てのビルに相当する130メートル。清水港では試験機材を積み、天候などを見極めて出発する。
本家記事より。オバマ時期米大統領の政権移行チームは「宇宙太陽発電 -エネルギー自給と気候変動へのソリューション(Space Solar Power –A Solution for Energy Independence & Climate Change)」(pdf)なる白書を発表、一般からの意見を公募している。 この白書は民間の非営利組織「宇宙フロンティア財団」によって作成され、新政権が宇宙太陽発電の開発・整備を国家の優先事項とするよう提唱している。 白書によると宇宙太陽発電はNASA管轄下なのか、エネルギー省管轄下なのかが明確にされておらず、現在まで見過ごされてきたとのことで、他の再生可能エネルギーとは異なり、季節や時間、天候などに左右されない安定性や、スケーラビリティに秀でており、長期的な利点が多いとしている。また、開発の主要な課題は宇宙船開発と宇宙輸送のコストの高さにあると指摘してい
NTTは16日、小型の発電機を装着した靴を履いて歩くことで、携帯電話などに必要な電力を供給できる「歩行発電」の試作機を開発したことを明らかにした。今後は高出力化や小型化を進め、2010年にも実用化につなげる。価格は通常の靴に数千円上乗せする程度にする。 試作機は、スポーツ用サンダルをベースに、つま先とかかとの靴敷きの下に水が入ったタンクを装備。歩く際の体重移動でタンクが踏みつけられ、タンク間をつないだパイプを流れる水がタービンを回転させて発電する仕組み。発電した電気は、携帯機器に有線でつなぐか、電池に蓄電して利用する。 現在の出力は「歩いている限り(携帯音楽プレーヤーの)iPodが切れることはない」(NTT環境エネルギー研究所)程度。実用化までに出力を倍増させ、電気をiPodの2倍消費する携帯電話で通話できる水準まで改良する考えだ。 試作機は現在、発電機などが靴から飛び出ている。靴底
「世界最速の電気自動車」:ブガッティを破ったSSC社、EV量産化を計画 2008年7月22日 環境 コメント: トラックバック (0) Stuart Schwartzapfel Photo credit: Shelby SuperCars(以下すべて) 新興のスーパーカー・メーカー米Shelby SuperCars社(SSC、ワシントン州ウェスト・リッチランド)は、既成概念を覆し、記録を打ち破ることにかけては侮れない存在だ。 SSC社の1183馬力の『Ultimate Aero』は、昨年9月、仏Bugatti Automobiles社が180万ドルで販売している16気筒エンジン搭載の『Veyron』から、[市販自動車の]世界最速記録を奪取した[時速256.18マイル(412.28キロメートル)を記録し、Veyronの記録を時速5.1キロメートル破ったという。以下はUltimate Aero
「貼りつけるだけ」の屋上用ソーラーパネル、設置工程の動画も 2008年6月20日 環境 コメント: トラックバック (0) Alexis Madrigal ある建設会社が、シールのように台紙からはがして貼り付ける方式で屋根に取り付けられるソーラーパネルを開発した。 米Lumeta社の『Power-Ply 380』は文字通り、ステッカー式のソーラーパネルだ。パネルの裏には粘着素材がついており、そのおかげで従来型のラックマウント式ソーラーパネルの約2倍の速さで、屋根に取り付けられる。 その驚くほどスピーディーな取り付け作業の様子は、下のビデオでチェックして欲しい。 Lumeta社は、カリフォルニア州アーバインに本社を置く年商9000万ドルの建設会社、米DRI社の子会社だ。現在、発電システムが従来型の建築方式に組み込まれていく動きがあるが、Power-Ply 380もその新たな一例と言えるだろう
「水から電流を取り出すことを可能にした」という発表が本当ならまさにエネルギー保存の法則を打ち破る可能性のある永久機関、あるいはフリーエネルギー装置ができそうな勢いの「ウォーターエネルギーシステム」ですが、現場では各報道機関の人たちが代表取締役に山ほどツッコミを入れまくっていたので、そのやりとりを以下に列挙しておきます。 真偽判断に役立つ「ウォーターエネルギーシステム」に対する各報道陣からの質疑応答、そして現時点での結論は以下から(2008/06/13 1:32、特許の図を追記。2008/06/13 2:00、さらに追記。2008/06/13 9:54、日経の記事を追記。2008/06/13 11:35、ムービー追加)。 質問が殺到したのはこのムービーの直後です。まずはこの解説を聞いておきましょう。 「ウォーターエネルギーシステム」搭載電気自動車の説明 この直後からあふれだす疑問・疑念の数々
「PS3の消費電力は冷蔵庫の5倍」調査結果 2008年6月 4日 環境 コメント: トラックバック (3) Charlie Sorrel オーストラリアの消費者団体Choiceが、日常的に使われる家電製品[16製品]について消費電力を調査した。その結果、調査した機器の中で最も成績が悪いのは、驚いたことにソニーの『PLAYSTATION 3』(PS3)だった。 調査によれば、PS3は電源を入れたままゲームをしない状態だと、1週間に31.74キロワット時の電力を消費する。これは冷蔵庫が消費するエネルギーのほぼ5倍、任天堂『Wii』をつけっぱなしにした場合のほぼ10倍に相当するという。 公正を期すために付け加えると、冷蔵庫は毎日24時間電源が入ったままだが、ゲーム機の場合はそうではなく、しばしばスタンバイモードになることになる。 こういうことにあまり気を回さない読者にぜひ知っておいてほしいのは、
アスファルト舗装で太陽熱を蓄熱するシステム 2008年2月27日 環境 コメント: トラックバック (0) Marty Jerome なぜこれを考えつかなかったのだろう?オランダの建設会社Ooms Avenhorn Holding社の『Road Energy System』。太陽の下にあるアスファルトが受ける熱を、地下で蓄えるというシステムだ。 パイプの中の水を暖め、これが近くの建物に送られる。冬には道路自体を暖め、融雪の資材が不要になる。 [同社サイトによると、パイプは地中の貯水性のある砂の層につながっており、これが熱源となる。寒くなってくると、熱源からの温水が地表まで運ばれ、ヒートポンプを使って温度が上げられる。現在、このシステムで4つのオフィスビルディングに暖房を供給する計画が進められている。] CNETの記事などによれば、このシステムは2000年から稼働。道路建設の費用は2倍になる
「トウモロコシは最悪」26種のバイオ燃料のエコ効果を分析 2008年1月22日 環境 コメント: トラックバック (0) Brandon Keim バイオ燃料はどれも同じというわけではない。そして、主要なバイオ燃料生産国は、最悪のものを作り続けている。 スミソニアン熱帯研究所(STRI)の科学者Jorn Scharlemann氏とWilliam F. Laurance氏は、1月4日付けの科学雑誌『Science』誌に、スイス政府によって委託された研究の結果を掲載している。これは、26種のバイオ燃料用農産物を対象とした分析だ。 定義からすると、バイオ燃料は化石燃料の使用を削減することになっている。しかし、原料となる作物を栽培し燃料に加工する過程を考えると、バイオ燃料の種類によっては温室ガス削減効果が低いことが分かっている(日本語版記事)。 つまり、原料となる作物を育てる農地を確保するために森
「乗客の足踏みでクリーンなエネルギーを」−。JR東日本は、乗客が改札を通過する振動で電気を起こす「発電床」の実験を19日から東京駅八重洲北口で始めるのに先立ち、18日、改札周辺に敷いた白いマットを報道陣に公開した=写真。 実験は2006年秋に続き2回目で、今回は3月初めまで発電効率や耐久性を検証する。「発電効率を前回実験の100倍にできれば、実用化の道が見えてくる。今回は10倍以上を実現したい」と担当者。将来的には自動改札機など駅設備の電力をまかないたい考え。 発電床は、スピーカーに用いられる「圧電素子」と呼ばれる直径35ミリの円盤状の部品を1平方メートル当たり約600個敷き詰めている。電気を振動に変えて音を出すスピーカーの原理とは逆に、人が踏んだ際の振動で電気を生み出す仕組みだ。 設置面積は約90平方メートル。1人通過で100ワット電球を0・01秒、1日トータルで約80分点灯
2007年の自動車産業におけるトップニュースの1つにトヨタ自動車が安全性の問題を理由に、次世代技術として注目されるリチウムイオン電池のハイブリッド車搭載を少なくとも2年遅らせるという苦渋の決断をしたことが挙げられる。 それと並んで大きなニュースだったのが、米ゼネラル・モーターズ(GM)が現在、開発中のハイブリッド車に日本製リチウムイオン電池の採用を見送ったことだ。 GMはその代わり米国製もしくは韓国製のリチウムイオン電池を搭載し、フル充電で10マイル(約16キロ)電気走行ができる「プラグインハイブリッド」を早ければ2009年までに投入するという。 そして40マイル(約64キロ)の電気走行が可能なプラグインハイブリッドを2010年までに投入するという。 リチウムイオン電池搭載でGMがトヨタに先んじる可能性 この2つの決定は何を意味するのか。 トヨタにとってリチウムイオン電池の導入遅延は、ハイ
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