軽量化や走安性を実現できるワイドシングルタイヤが売れている! 大型トラックやバスの後輪(駆動軸)はタイヤの耐荷重性を確保するために、一軸あたり片側2本の左右で4本の「ダブルタイヤ」で荷室を支えるのが主流だった。そのスタンダードだったダブルタイヤが近年、徐々に減ってきていると言われている。 その理由は、フランスのタイヤメーカー「ミシュラン」がダブルタイヤの代わりに、1本のワイドなシングルタイヤにまとめたタイヤ「X One」を開発し、販売し始めたからだ。このシングルタイヤの最大のメリットは軽量化といえる。 一般的な前輪一軸・後輪二軸のトラックの場合、タイヤ本数は前輪2本・後輪ダブルタイヤ×4=8本、合計10本だったのが、シングルタイヤだと前輪2本、後輪4本の計6本になりタイヤホイールの重量だけで200kg(一台分)も軽量化できる。 トラックの積載量は「車両総重量ー車両重量」となるためシングルタ