本書は様々な文化資源をデジタル化して公開する際の標準的なフローを示すとともに、デジタル化に関する標準的な規格を紹介したハンドブックです。それらに基づいたデジタル化と、そのドキュメンテーションを行うことで、より体系的な文化資源のデジタル化を行うことを目的としています。 詳細版 簡易版 本ハンドブックの作成に際しては、多くの方々より貴重な助言を頂きました。心より御礼を申し上げます。 ご協力を頂いた皆様(五十音順 敬称略) 赤間亮(立命館大学) 安達文夫(国立歴史民俗博物館) 井上透(国立諫早青少年自然の家) 宇陀則彦(筑波大学) 太田あす香(筑波大学) 小川千代子(国際資料研究所) 影山幸一 嘉村哲郎(東京藝術大学) 川口雅子(国立西洋美術館) 古賀崇(京都大学) 五島敏芳(京都大学) 阪口哲男(筑波大学) 坂口貴弘(国文学研究資料館) 菅野育子(愛知淑徳大学) 杉本重雄(筑波大学大学院) 鈴
上田市民や上田東高校(上田市常田)卒業生などの有志グループ「蚕都上田アーカイブ」が、同校の前身・小県蚕業学校の初代校長三吉米熊(みよしよねくま)(1860~1927年)をはじめ明治時代の教員の講義を記録した生徒のノートをデジタル化する作業に取り組んでいる。当時の教育内容を伝える資料を、市民や研究者が活用しやすいようにする試み。今後も資料を集め、今月末に開設するホームページで順次公開していく計画だ。 同グループは、1892(明治25)年創立の小県蚕業学校に関わる資料や写真を収集し、上田の蚕糸業の姿を明らかにしようと、昨年3月に6人で発足。上田東高校の前校長、市原潤さん(61)=上田市常田=が代表を務める。 第一弾として9月末からデジタル化を進めているのは、飯山市出身で1895年に同蚕業学校を卒業した故・宇田清太郎さんが毛筆で書いた講義ノート9冊。昨年、清太郎さんの孫の圭二さん(81)=飯
津波被害に遭った岩手県の陸前高田市立、大槌町立の2図書館が所蔵していた郷土資料を電子データ化して保存する取り組みを山梨県笛吹市のNPO法人「地域資料デジタル化研究会」がボランティアで始めた。泥まみれの資料を一枚一枚スキャナーで読み取り、ハードディスクに保存して来年3月末までに被災地に届ける予定だ。 同NPOは歴史や文化をデジタル化して後世に残そうと99年に結成された。現在メンバーは司書、会社経営者、主婦ら約30人で、山梨県を中心に図書館の資料を電子データ化し、閲覧や保存をしやすくする活動をしている。 理事長の小林是綱(ぜこう)さん(67)は司書や館長として約40年間、図書館に勤務し、09年4月から今年3月末まで、岩手県立図書館の指定管理者総括責任者だった。震災直後は、被災地の沿岸部の図書館を歩いた。特に2図書館は津波で建物内部が壊滅し、多くの蔵書が流失していた。半世紀前の議会議事録や小学校
これまで死海文書は、世界中の考古学者、古典学者および歴史学者等、多くの研究者に研究されてきましたが、本日、24 世紀の時を経て、世界中の人がその死海文書にオンラインで触れることができるようになりました。ヘブライ暦の大みそかである今日、死海文書オンラインコレクション(英)を公開します。本プロジェクトは、エルサレムのイスラエル博物館 が主催し、Google が技術協力しています。 紀元前 3 世紀から 1 世紀に書かれた死海文書は、これまで発見されたものの中で最古の聖書の写本群といわれています。紀元前 68 年、これらの文書はローマ軍の侵攻から守るために死海沿岸にあるユダヤ砂漠の11の洞窟に隠されました。そして、1947 年、ベドウィンの羊飼いが洞窟に石を投げ、中に何かがあることに気づくまで発見されることはありませんでした。1965 年から、同文書はエルサレムにあるイスラエル博物館の聖典聖堂に
オーリッドという日本のIT企業が注目を集めている。売上高は40億円規模。法人向けWebサービスを提供していたが、昨年から個人向けサービス「KYBER」を開始した。16日に発売した「KYBER Smartnote」(写真、3冊1500円)は、そのサービスの目玉だ。 見た目はごく普通のノート。メモをしたり、議事録をとったり、普通のノートとして使える。ノートをiPhone付属のカメラで撮影し、KYBERのWebサイトにアップロードすると、画像のデータがクラウドサーバー上で管理される(Androidには10月対応予定)。そこまではこれまでのクラウドサービスにもあったもの。「Evernote」を思い浮かべる人もいるだろう。 だが、話はここからだ。 しばらくすると、手書きのメモが文字データになって送られてくる。いわゆるOCR(画像からの文字起こし)だが、その精度は異様に高い。ほぼ完璧だ。納品までも最速
Internet Archive adds its three millionth scanned book - Boing Boing インターネット・アーカイブが300万冊の本をスキャンしたとのこと。これを紹介するコリィ・ドクトロウの文章がなかなか奮っているのでざっと訳しておく。 インターネット・アーカイブのブックスキャニングプロジェクトが300万冊目のテキストを追加した。Google ブック検索と異なり、インターネット・アーカイブはパブリックドメインの作品のみをスキャンしており、さらに重要なのは、スキャンしたものの用途に制限がないこと。もう一つ重要な Google との違いは、インターネット・アーカイブのプライバシーポリシーで、Google と違って裁判所の命令なしに個人情報を公開しないことを約束している。 そんなに Google が嫌いか!(笑) いや、ドクトロウが関わる電子フロン
図書館は、物理的な収蔵の限界もあり、いつかどこかで図書館資料の“廃棄”を行わなければならない。すでに消耗品として購入している逐次刊行物(雑誌など)は、一定の保存期間を終了すると、除籍処理をした後に、廃棄となる(※図書館から廃棄されたものは、時々ブックリサイクルと称して利用者さんが持ち帰ること...も、ある)。 さて、その時に.... ・廃棄する前に、複写をとり図書館資料とすることは合法か?(通常のコピー) ・同様の行為を、デジタルデータで複写をし図書館資料とすることは合法か(画像、PDF等) 違法ならばしかたがないが、もし上記の行為が合法ならば... ・その資料を利用者さんに閲覧してもらうことは合法か? ・貸出の対象とすることはできるか?(デジタルデータであっても一点のみ) ・そのデジタル複製データの利用者による複写は可能か(資料の一部) ...実のところ、単純に保存場所があるかないか..
大日本スクリーン製造が本社のある京都を中心に、貴重なふすま絵やびょうぶなどの文化財を大型スキャナーでデジタルデータ化して保存する取り組みを続けている。東日本大震災のような自然災害に備え、作品を後世に残すためにデータ化を進める動きも出てきそうだ。 京都国際文化交流財団(京都市)の呼び掛けで平成15年度からデータ化の取り組みを開始。これまで大徳寺や大覚寺、平安神宮といった38の神社や寺でデータ化を手掛けた。 同社の大型スキャナーは最大4億3千万画素。デジタルカメラに比べゆがみが少なく、高精細な画像を残せる。読み取りの際に出る紫外線が少なく作品を傷めない利点もあり、織物や地図なども記録できる。読み取った複製は、劣化の恐れがある原画の代わりに一般公開するなどの使われた方をしている。
・Google books、慶応義塾大学とタッグを組んで、著作権切れの書籍をスキャン・アップロード中。大要はこちら。 ・慶応の決定は英断に属するが、スキャンする方はどうか。いくつか見てみたら、微妙にななめになってたり、その結果、映るべきものが映ってなかったり、挙げ句には切れ切れになっていたり、最後のページ(丁)からはじまっていたり。少々以上に残念なことです。どうやら、スキャン環境に物理的な制約があるようです。作業領域が狭いとか。 ・ただ、どうやらスキャンにあたる人間のスキルにも問題がありそう。こちらの3枚めの画像を。色合いの変化もあってギクリとします。中指と薬指にはめられたサック。このように和本をめくっているわけです。 ・これは普通の書籍をめくるときの用具のはずです。めくりやすさを確保するとともに、指の皮膚の磨耗を防ぐ意味もあるのでしょうけれど、めくりやすさは摩擦力の増大によるものです。こ
発売から1年でヘアカラートリートメントブランド別売上ランキングNo.1※ 雑誌「GLOW」2022上半期 「ツヤ育」アワード・「MAQUIA」2022上半期ベストコスメ・「LEE 」ベストコスメ2022夏、それぞれ入賞 ミネラル豊富な5種類のクレイが髪と地肌を整える 3つのアプローチで染まりやすい処方 使いやすいポンプボトル 白髪染めなのにおしゃれなカラーバリエーション ジアミン系、鉱物油、パラベン、脱色剤、石油系合成活性剤、酸化剤無添加 ※ 「ヘアカラートリートメントに関する調査」(ブランド別売上)TPCマーケティングリサーチ(株)調べ (対象期間:2022年7月~12月)「調査期間:2023年3月」 「clayence(クレイエンス)クレイスパトリートメント」は檀れいさんのCMでもおなじみで発売から1年あまりでヘアカラートリートメントブランド別売上ランキングNo.1という大人気の白髪染
津波で被災した大槌町立図書館に残った貴重な資料を電子データ化する作業を、都留文科大学(山梨県)の非常勤講師小林是綱さん(67)と学生らが10日、ボランティアで始めた。 小林さんは3月まで岩手県立図書館の総括責任者で、NPO地域資料デジタル化研究会の理事長を務めている。同町図書館の惨状を知り、支援に乗り出した。小林さんと国文学科の3年生5人らは館内で、古文書やスクラップの泥を払い、段ボールに詰めた。山梨に送り、ボランティア40人がデジタル化し、検索できるよう整理する。 町役場では町政史の資料などの大半が消失。図書館の資料は被災して泥だらけになったが、流失したものは少ない。小林さんは「町内の資料を非常に丹念に保存していた。どれも世界で一つの貴重な資料だ」と評価し、参加した学生も「こんなに細かい仕事をしていたのか」と驚きながら作業していた。
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