2016年引退特集(3) 「ミスター・トリニータ」高松大樹(前編) 「入団当初は自分がここまでできると思っていなかったし、2~3年できればいいやと考えていました」 ルーキー時代を思い出し、FW高松大樹はそう振り返った。 「ミスター・トリニータ」高松大樹にプロ17年間を振り返ってもらった 山口県の多々良学園高(現:高川学園高)から大分トリニータに加入したのは2000年のとき。それから17年間もプロ生活を続けられるとは、当時の高松は思ってもいなかった。しかも、1年間のFC東京への期限付き移籍期間をのぞき、16年もの間、同じチームに在籍し、「ミスター・トリニータ」と呼ばれる存在となるなんて、想像もつかなかったに違いない。 人見知りで朴訥(ぼくとつ)だった少年は、いつしか大分という街の魅力にどっぷりとハマり、大分トリニータというクラブが人生そのものとなっていた。そして、このクラブでJ1昇格、ナビス
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