岩泉線4月1日廃線 JR東、国交省に届け出 JR東日本は8日、岩手県の岩泉線(茂市-岩泉間、38.4キロ)の廃止日を4月1日に繰り上げることを国土交通省に届けた。 ことし11月の廃止を既に届けていたが、地元の宮古市、岩泉町、県から年度初めに廃止日を繰り上げるよう要望があった。国交省も7日、繰り上げを容認した。 岩泉線は土砂崩れによる脱線事故で2010年7月に全線運休となった。JRは12年3月に廃線方針を表明、昨年11月に地元自治体と合意した。
岩泉線4月1日廃線 JR東、国交省に届け出 JR東日本は8日、岩手県の岩泉線(茂市-岩泉間、38.4キロ)の廃止日を4月1日に繰り上げることを国土交通省に届けた。 ことし11月の廃止を既に届けていたが、地元の宮古市、岩泉町、県から年度初めに廃止日を繰り上げるよう要望があった。国交省も7日、繰り上げを容認した。 岩泉線は土砂崩れによる脱線事故で2010年7月に全線運休となった。JRは12年3月に廃線方針を表明、昨年11月に地元自治体と合意した。
廃線となるJR岩泉線の押角(おしかど)トンネル(宮古市―岩泉町、2970メートル)の道路化について、県は18日、利用開始が2022年度となる計画を明らかにした。長年の懸案だった国道340号の改良と「引き換え」に苦渋の決断として廃線を是とした沿線住民らからは「10年後では役に立たない」「行政はそれを隠して合意したのか」と落胆や批判の声が上がった。 岩泉線(茂市―岩泉間、38・4キロ)と並行する340号の押角峠は道幅が狭く急勾配、急カーブが連続する難所。県によると、ほぼ直線の押角トンネルの両端は340号と近接しており、道路化によって峠区間を回避し、距離約2・2キロ、10分ほど短縮できる。340号の雄鹿戸(おしかど)トンネルは鉄道より標高が約130メートル高い所を通っている。 押角トンネルは掘削・拡幅し全幅7・5メートルの片側1車線道路を整備する。総事業費は約65億円。14年度の本格調査・設計、
2010年の土砂崩れで運休していたJR岩泉線(茂市―岩泉間、全長38・4キロ)について、県、宮古、岩泉両市町は7日、JR東日本が提案していた廃止と代替バス輸送を受け入れたと発表した。同日開かれた4者協議で合意し、正式に廃線が決定した。 JRなどによると、代替バスは同線の区間を基本に地元のバス事業者が運行。廃線後の用地は押角トンネルを県に、茂市―岩手和井内間を宮古市、浅内―岩泉間を岩泉町へ、それぞれ無償譲渡する。県は条件として、国道340号の押角峠の道路改良事業への協力を提案。JRは20億円を上限とした資金提供を受け入れた。 復旧断念についてJRは「工事費が130億円と巨額で、1日50人を切る利用者数の減少が決め手となった」と説明。代替バスは14年度の運行開始を目指す。JR東日本の高橋眞総合企画本部経営企画部長は「地域の苦渋の決断を重く受け止め、今後も地域の発展に貢献したい」と述べた。
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