Jリーグ2ステージ制の難しさと可能性 拡大 6月20日、今季から導入されたJリーグ「2ステージ+チャンピオンシップ制」の第1ステージ覇者が浦和レッズに決まった。しかし、そんな喜ばしい舞台の表彰式に村井満チェアマンが立ったとき、会場には「2ステージ制」に反対するブーイングが響いた。 今年1月に発行された「Jリーグニュース」の中で、村井チェアマンは「タイトル争いの興奮や緊張感を味わう場を提供する」こと、そして「よりアグレッシブに戦う姿勢」を期待するとしている。開幕前から2ステージ制実施に疑問の声があったのは事実。それでも今季、その改革は推し進められた。 3月に開幕を迎え、盛り上がってきた6月に優勝決定。それに戸惑うのは当然、声を上げたサポーターだけではない。選手も“半期決戦”の難しさを口にした。早くから「第1ステージの優勝より、年間優勝を狙っている」と言い切る選手も1人や2人ではなかったし、「