高松のANA787バッテリートラブル、原因特定至らず 運輸安全委
2013年1月16日に高松空港へ緊急着陸した全日本空輸（ANA/NH）のボーイング787-8型機（登録番号JA804A）でのバッテリー発煙トラブルについて、国土交通省の運輸安全委員会（JTSB）は9月25日、調査報告書を公表した。 報告書では原因について、メインバッテリー内にある8つのセルのうち、6番セルの内部の発熱現象を起点として、同バッテリーの熱暴走が発生。発熱により膨張したセルケースとブレースバー（補強材）が接触し、アース線を介して接地短絡（ショート）したことでバッテリーボックス内に大電流が流れたとした。この結果、アーク放電が発生したことで熱の伝播を助長して熱暴走し、バッテリー損傷を拡大したとの推定までは至った。 6番セル内部での発熱現象は内部短絡によるとしたが、内部短絡が発生する仕組みを特定するには至らなかったという。 JTSBによると、FAA（米国連邦航空局）によるバッテリー開発
全日空機の背面飛行、誤操作に17秒気付かず 運輸安全委が経過報告公表 - 日本経済新聞
昨年9月、全日空機が浜松市沖上空でほぼ上下逆さまの背面飛行をしたトラブルで、運輸安全委員会は31日、副操縦士が方向舵（だ）を誤って操作したことに約17秒間気付かず、機体の立て直しも不十分だったとする経過報告を公表した。安全委はミスの原因などについてさらに分析を進め、最終報告書をまとめる。安全委によると、男性機長（65）がトイレから操縦室に戻る際、男性副操縦士（39）がドアの解錠スイッチと勘違い
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